軽貨物運送事業者に所属している軽貨物運送ドライバーなら、日常的に業務間で連携する運行管理者。表舞台で活躍する軽貨物運送ドライバーは外から見ても有名ですが、運行管理者はその言葉すら知らないという人もかなり多いです。そんな謎に満ちた軽貨物運送ドライバーを支えている運行管理者の仕事について解説します。運行管理者とは道路運送法に定められている国土交通省管轄の資格で、略称は「運管」です。運行管理者の資格を取得する為には国土交通省実施の国家試験に合格しなければいけません。話がそれましたが、運行管理者は「安全な運行の指示管理・休憩上の管理・乗務点呼の実施」が主な仕事内容です。鉄道業界でいうところの乗務区員と輸送司令員の業務を兼任している職掌になります。こうした軽貨物運送ドライバーの管理とサポートをする運行管理者が居なければ、運送の安全が確保できず、重大なインシデントに繋がるでしょう。その為、この運行管理者は必置義務の資格となっており、必ず軽貨物運送事業者に選任しなければいけない職種です。今後はAI化が進む中で運行管理者の仕事は随時、オートフォーメーション化していきますが、人の目による運行管理が無くなることはなさそうです。